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MTGのカウンター全種類:それぞれ何をするのか

マジックのカウンターを全種類まとめました。プレイヤーに置く毒、エネルギー、経験、RAD、パーマネントに置く+1/+1、忠誠、盾、麻痺など、そしてカウンターではないものも解説します。

著者: · 更新 2026年11月3日 · 5分で読めます

巨怪な略奪者、ヴォリンクレックスのカードイラスト
巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス · イラスト: Richard Whitters
かんたんな答え
カウンターとは、パーマネントやプレイヤーの上に置かれ、それを変化させたり、ルールやカードに参照されたりするマーカーです(ルール122.1)。プレイヤーは毒、エネルギー、経験、RADカウンターを得ることがあります。パーマネントには+1/+1と-1/-1、忠誠、守備、伝承、キーワード、盾、麻痺カウンターのほか、蓄積や時間のように名前があるだけでカードに書かれたとおりに働くカウンターが置かれます。パーマネントの上のカウンターは、それが戦場を離れると消えます。
この記事の内容

マジックでは「カウンター」という言葉がいろいろなものに使われます。それだけでゲームに勝てるカウンターもあれば、支払いに使うリソースもあり、カードに数えてもらうためだけに存在するものもあります。ここでは実際に卓で見かけるカウンターを、置かれる場所ごとに全部紹介します。

カウンターとは

ルールでは1行で定義されています。

122.1. カウンターとは、オブジェクトやプレイヤーの上に置かれるマーカーであり、その特性を修整したり、能力と相互作用したりするものである。カウンターはオブジェクトではなく、特性を持たない。トークンはカウンターではなく、カウンターはトークンではない。

すべてのカウンターに共通するルールが3つあります。

  • 同じ名前のカウンターは区別しません。 あるカードが置いた+1/+1カウンターも、別のカードが置いたものも同じです。
  • カウンターは領域を移動するカードについていきません。 +1/+1カウンターが5個置かれたクリーチャーが死亡したり手札に戻されたりすると、カウンターはすべてなくなります(ルール122.2)。
  • +1/+1カウンターと-1/-1カウンターは相殺されます。 両方が置かれたパーマネントからは、片方の種類だけになるまでペアで取り除かれます(ルール704.5q)。

プレイヤーに置かれるカウンター

プレイヤーもカウンターを持てます。よく出てくるのは次の4つです。カードの上ではなくライフ総量の横にあるので、忘れられやすいカウンターでもあります。

カウンター効果主な出どころ
毒10個でライフ総量に関係なく敗北感染、毒性、ファイレクシアのカード
エネルギー{E}で支払うリソース『カラデシュ』、『モダンホライゾン3』
経験持っている数をカードが参照する『統率者2015』の統率者
RAD戦闘前メイン・フェイズのたびに切削してライフを失う『Fallout』

毒は、それだけでゲームを終わらせる唯一のカウンターです。毒カウンターを10個以上持つプレイヤーは敗北します(ルール122.1f)。統率者戦でも10個です。詳しいルールは毒カウンターの解説をどうぞ。

エネルギーは数えるものではなく、使うものです。{E}のシンボル1つがエネルギー・カウンター1個を表し、{E}を支払うとは自分の上からそれを1個取り除くことです(ルール107.14)。魂の導き手は、あなたがコントロールするほかのクリーチャーが戦場に出るたびにエネルギーをくれて、それを3個使って攻撃クリーチャーを強化します。

経験カウンターは使いません。たまっていくだけです。ネル・トース族のメーレンやイズマグナスのミジックスのようなカードが経験カウンターを配り、数が多いほど強くなります。

RADカウンターは、戦闘前メイン・フェイズの開始時にカードを切削させます。切削した土地でないカード1枚ごとに、ライフを1点失い、RADカウンターを1個取り除きます。誘発の全体はRADカウンターの解説を見てください。

パーマネントに置かれるカウンター

+1/+1カウンターと-1/-1カウンター

ゲームでいちばんよく見るカウンターです。+1/+1カウンター1個につきパワーとタフネスが1ずつ上がり、-1/-1カウンター1個につき1ずつ下がります(ルール122.1a)。感染を持つ発生源がクリーチャーに与えたダメージは、-1/-1カウンターとして置かれます。歩行バリスタは+1/+1カウンターを弾として使い、硬化した鱗はあなたがコントロールするクリーチャーに+1/+1カウンターが置かれるたびに1個多く置きます。

忠誠、守備、伝承

この3つは、特定のカード・タイプの数値を管理するカウンターです。

  • 忠誠はプレインズウォーカーの体力です。忠誠度が0になると墓地に置かれます(ルール122.1e)。
  • 守備はバトルについて同じ役割をします(ルール122.1g)。
  • 伝承カウンターは英雄譚の章を進めます。最古再誕のように、伝承カウンターが新しく置かれるたびに次の章が誘発します(ルール714.2b)。

キーワード・カウンター

キーワード・カウンターは、置かれたパーマネントにそのキーワードを与えます。飛行、先制攻撃、二段攻撃、接死、腐乱、賛美、速攻、呪禁、破壊不能、絆魂、威迫、到達、シャドー、トランプル、警戒です(ルール122.1b)。結晶の巨人 (決戦兵器、メカゴジラ)は、あなたのターンの戦闘の開始時ごとに、無作為に選んだキーワード・カウンター(か+1/+1カウンター)を1個得ます。

盾、麻痺、最終

  • 盾:パーマネントが破壊されるかダメージを受けるなら、代わりに盾カウンターを1個取り除きます(ルール122.1c)。
  • 麻痺:パーマネントがアンタップするなら、代わりに麻痺カウンターを1個取り除きます(ルール122.1d)。
  • 最終:パーマネントが墓地に置かれるなら、代わりに追放されます(ルール122.1h)。

蓄積、時間、油、その他

それ以外のほとんどのカウンター、たとえば蓄積、時間、油、経年、詩句カウンターには独自のルールがありません。何をするかは、それを使うカードに書いてあります。永遠溢れの杯は蓄積カウンター1個につき無色マナを1点出します。待機と消失は時間カウンターでカウントダウンします。

カウンターではないもの

ゲーム中に記録するもので、カウンターのように見えても実はカウンターではないものがたくさんあります。カウンターを移したり、倍にしたり、取り除いたりするカードや、本物のカウンターにしか効かない増殖を使うときに、この違いが重要になります。

  • 統率者ダメージは統率者ごとの累計で、カウンターではありません。統率者ダメージのルールを見てください。
  • 統率者税は追加コストです。統率者税の解説を見てください。
  • 統治者とイニシアチブは指定です。統治者とイニシアチブを見てください。
  • 速度は「エンジン始動!」でプレイヤーが持つ値です。速度の仕組みを見てください。
  • 宝物、食物、手掛かりなどはトークンです。MTGのトークンを見てください。
  • 呪文を打ち消す(いわゆる「カウンター」)とは、スタック上でそれを取り消すことです(ルール701.6a)。言葉は同じでも、マーカーとは関係ありません。

カウンターを倍にする

カウンターを使うデッキは倍加カードが大好きです。倍増の季節は、あなたがコントロールするパーマネントに置かれるカウンターを2倍にします。巨怪な略奪者、ヴォリンクレックスはさらに上を行きます。自分のパーマネントだけでなく、あなたがパーマネントやプレイヤーに置くカウンターを2倍にし、対戦相手が何かに置くカウンターを半分にします。作戦のもう半分が増殖です。望む数のパーマネントとプレイヤーに、すでにある各種類のカウンターを1個ずつ追加します。

卓での管理

パーマネントの上のカウンターは簡単です。カードにダイスを置けば済みます。間違いが起きるのはプレイヤーのカウンターです。毒、エネルギー、RADはライフ総量の横にあって毎ターン変わり、4人戦なら全員分を追わなければなりません。

Lotusには全プレイヤー用の毒、エネルギー、経験、RADがあり、ライフ、統率者ダメージ、統率者税と並べて表示できます。パーマネントの上のカウンターは、これまでどおりカードの上にダイスを置いてください。

よくある質問

MTGのカウンターとは何ですか?
パーマネントやプレイヤーの上に置かれるマーカーです。+1/+1カウンターのように、置かれたもの自体を変えるカウンターもあります。蓄積カウンターのように、それだけでは何もせず、ルールやカードに数えられて初めて意味を持つものもあります(ルール122.1)。
MTGのカウンターは何種類ありますか?
数十種類あります。総合ルールに独自のルールがあるのはごく一部で、+1/+1と-1/-1、キーワード、盾、麻痺、忠誠、毒、守備、最終、RAD、洗練カウンターです。それ以外の種類は、それを使うカードに書かれたとおりに働きます。
クリーチャーが死亡したり手札に戻されたりしてもカウンターは残りますか?
いいえ。パーマネントが領域を移動すると、そのカウンターは消滅します(ルール122.2)。戻ってきても、カウンターのない新しいオブジェクトです。戻すカードがカウンターを置く場合は別です。
同じクリーチャーに+1/+1カウンターと-1/-1カウンターがあるとどうなりますか?
ペアで相殺されます。状況起因処理として、片方の種類だけになるまで同じ数ずつ取り除かれます(ルール704.5q)。+1/+1カウンター3個と-1/-1カウンター1個なら、+1/+1カウンター2個になります。
宝物はカウンターですか?
いいえ。宝物、食物、手掛かりなどのアーティファクトはトークンです。ルールにもはっきり書かれています。カウンターはトークンではなく、トークンはカウンターではありません(ルール122.1)。
呪文をカウンターする(打ち消す)のと、カウンターは同じものですか?
いいえ。呪文を打ち消すとは、それを取り消してスタックから取り除き、解決させないことです(ルール701.6a)。カウンターと呼ばれるマーカーとは関係ありません。